
みなさんこんにちは!
野球歴30年のモルツです☆
今年で106回目となる夏の甲子園大会では連日熱い戦いが繰り広げられていますが、これまでの長い歴史の中では誰もが予想だにしない展開がいくつも繰り広げられ、一方的なワンサイドゲームかと思われるような試合展開からまさかの逆転劇を演じた試合があります。
今回はそんなドラマのような大逆転劇を演じた試合を、実際の試合映像を交えながら5つご紹介していきます。
- 甲子園で起きた逆転劇の最大得点差とは
- 甲子園での大逆転劇5選
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甲子園での最大点差から逆転記録
甲子園 巨大地震注意への対応発表(デイリースポーツ)|dメニューニュース(NTTドコモ) (docomo.ne.jp)より引用
甲子園での最大点差から逆転記録は8点差となっています。
8点差からの逆転劇を演じた試合は通算2試合あり、1997年の市立船橋vs文徳、2014年の大垣日大vs藤代の試合となっています。
劇的な逆点劇を演じた試合5選

ここからは、実施にドラマのような逆転劇を演じた試合を5つご紹介します。
なかには、みなさんの記憶にはっきりと刻まれた思い出深い試合もあるかもしれませんので、ぜひ最後までお楽しみください☆

1997年夏 市立船橋vs文徳
2年連続で夏の甲子園出場を果たした市立船橋と、熊本県大会の初戦こそ1点差ゲームとなりましたが、その後は決勝戦を18対4というスコアで締めくくるなど、圧倒的な力で甲子園出場を決めた文徳の両校の戦いは、甲子園史上最大の8点差をつけられながら、まさかの大逆転劇を演じることになりました。
文徳は市立船橋の立ち上がりを攻め、1回に1点、2回と3回には共に4点ずつを奪い、3回表までで9‐1と大量8点をリードする一方的な試合展開となります。
ところが市立船橋は3回裏に4点、4回裏に2点を返し、7‐9と2点差にまで詰め寄りました。そして迎えた6回裏、市立船橋は相手エラーやセンター前へのタイムリーなどで一気に同点に追いつくと、1アウト満塁の場面から打者の打った打球は平凡なショートゴロ。
捕ったショートはホームゲッツーを狙って本塁へ送球しましたが、なんとこれが悪送球となり市立船橋は見事に逆転に成功しました。
結局この回、市立船橋は一挙10点を奪う猛攻を見せ、終わってみれば17対10というスコアで勝利を収めました。
もしかすると、8点という大量リードを奪っていた文徳の選手たちには「この点差なら絶対に勝たなければいけない」という見えないプレッシャーのようなものがのしかかっていたのかもしれません。
実際の試合映像はこちら↓
2006年夏 智弁和歌山vs帝京
今大会は駒大苫小牧の田中将大、早稲田実業の斎藤佑樹による決勝再試合というドラマのようなストーリーの末、見事に早稲田実業が優勝を果たすといった幕引きを見せました。
そんな大会の準々決勝では、甲子園史上最も壮絶な乱打戦と言っても過言ではないほど、両校とも一歩も譲らない逆転に次ぐ逆転劇が繰り広げられたのです。
3季連続の甲子園出場を果たし、後に阪神へ入団することになる橋本を筆頭に打撃力はトップクラスの智弁和歌山。
一方、4年ぶりに甲子園出場を果たし、東東京大会では48盗塁をマークするなど足でかき回すスタイルの帝京。
そんな両校の戦いは、智弁和歌山の強打が炸裂し7回が終わった時点で8対2と6点差をつけ智弁和歌山がリードする展開となりました。
しかし8回表に帝京が2点を返し点差を4点に縮め、迎えた最終回。
ここから一気に試合が動きます。
9回表の帝京は2アウトながら1・2塁のチャンスを作ると、そこから怒涛の4連打を見せ7対8と1点に迫りなおも2アウト満塁と一打逆転のチャンスに、打席には日本ハムで活躍した杉谷拳士を迎えます。
そしてカウント1ボールからの2球目、アウトコース寄りのボールを引っ張った杉谷の打球は三遊間を抜けるタイムリーとなりランナー2人が生還。
なんと9対8と試合をひっくり返したのです。
ただ、帝京の猛攻はここで終わりません。
続くバッター沼田は1ボールから真ん中に入ってきたストレートを強振。
すると打球はどんどん伸び、そのままレフトスタンドに飛び込む3ランホームランとなりました。
9回に4点差を一気にひっくり返し12対8と逆にリードした形で、最終回の守備に就く帝京の選手たち。
このとき帝京の監督・前田は勝利をほぼ確信していたそうです。
しかしながら迎えた9回裏に信じられないドラマが待ち受けていました。
智弁和歌山は先頭から連続四球でノーアウト1・2塁のチャンスを作り、打席には4番橋本。
すると橋本は、カウント1ボール1ストライクからど真ん中に入ってきた球をフルスイングで仕留めると、打球は左中間への3ランホームランとなり、1点差に詰め寄ります。
その後、さらに連続四死球で1アウト1・2塁から、代打・青石のセンター前ヒットで同点に追いつくと、その後、四球もあり満塁で打席には古宮。
カウント3ボール2ストライクから投手・岡野が投じた一球は無情にもボールとなりサヨナラの押し出しとなったのです。
両チーム合わせて29安打25得点、7本塁打という凄まじい打撃戦は逆転に次ぐ逆転という、まさに目の離せない激闘となり、13対12で智弁和歌山が勝利を収めたのでした。
実際の試合映像はこちら↓
2007年夏 広陵vs佐賀北
劇的な逆転勝利と聞いて、この試合が浮かんだ方も多いのではないでしょうか。
2007年夏の甲子園決勝は、後にプロの道に進むことになる野村祐輔と小林誠司のバッテリーを筆頭に、1年間中国地区では負けなしの成績を残してきた絶対王者の広陵と、下馬評を覆し見事に初の決勝まで駒を進めてきた佐賀北の対戦となりました。
試合は周囲の予想通り、7回まで佐賀北は広陵・野村の前に1安打と押さえ込まれ、4対0で広陵がリードをする展開。
このまま広陵のペースで試合が進んでいくものと思われましたが、そんな一辺倒の思いに綻びが生じたのは8回表の広陵の攻撃でした。
この回、佐賀北は1アウト2塁のピンチを乗り切ると、甲子園球場には集まった観客たちの手拍子が響き渡ります。
その手拍子はあきらかに、広陵に立ち向かう佐賀北の選手たちに送られたものであり、絶対王者を撃破する瞬間を待ち望む人たちの思いが集結されたものでした。
そして迎えた8回裏の佐賀北の攻撃。
ヒット2本と四球で1アウト満塁とすると、球場のボルテージは最高潮に達し、このときの状況を捕手・小林は「球場全体が揺れるんです」と表現し、野村も「広陵のアルプス以外は、佐賀北の応援みたいな感じ」と異様な雰囲気を感じていたようです。
そんな雰囲気に動揺したのは広陵の選手たちだけではなく、この試合の主審ですらも波に飲み込まれることになります。
3ボール1ストライクから野村が投じた5球目は、小林の構えたところにボールが収まりましたが、なんと判定はボール。
これには野村も信じられないという表情を見せ、小林もミットを地面に叩きつけ不満を爆発させました。
結果的にこの押し出しで、佐賀北のスコアボードには待望の「1」が点灯したのです。
続く佐賀北の打者は副島浩史。
カウントは1ボール1ストライクとなり野村が投じたこの日の125球目、そのとき誰も予想していなかった展開が起こります。
ど真ん中に入った球を見逃すことなく副島はフルスイング。
打球はぐんぐん伸びていきそのままレフトスタンドへ突き刺さったのです。
5対4と試合をひっくり返す逆転満塁ホームラン。
これには打った副島も「ホームランだとは思わなかった。感触がなかったですからね」と驚きを隠せない様子でした。
結局試合は5対4のままゲームセットを迎え、見事に佐賀北は絶対王者相手に5点差をひっくり返す戦いぶりを見せ、周囲の下馬評を覆し初優勝を果たしました。
実際の試合映像はこちら↓

2014年夏 大垣日大vs藤代
この試合も甲子園史上最大の8点差から逆転に成功した、歴史に残る試合となりました。
藤代は大垣日大の先発・高田の立ち上がりを攻め、初回にランニングホームランが飛び出すなど一挙8点を奪う猛攻を見せます。
出鼻を挫かれた形となった大垣日大ですがその裏、2本のタイムリーなどで4点を返し8対4と藤代にいきかけた流れを見事に阻止。
その後、5回に藤代に2ランホームランが飛び出し10対4と再び点差を広げられた大垣日大。
さすがにこのときは監督の阪口も「正直、勝負あったと思った」と敗戦を覚悟したようでしたが、それでもあきらめない大垣日大は、5回、6回は共に1点、7回には3点を返し、8回開始時には10対9とその差を1点差にまで追い上げます。
そして迎えた8回の大垣日大の攻撃。
ノーアウト1・3塁の場面で併殺崩れの間に1点を奪い、ついに同点に追いつくと、2アウト1塁となった場面で打席には5番・野崎が入ります。
そんな野崎は高めに入ったスライダーをこれでもかとばかりに強振すると、打球は高々と上がりライトスタンドへ。
一時は8点もあった点差をついにひっくり返したのです。
その後、大垣日大は9回の藤代の攻撃を切り抜け見事に勝利。
この試合は大垣日大の底力を実感した試合になったことは言うまでもありません。
実際の試合映像はこちら↓
2018年夏 星稜vs済美
第100回の記念すべき大会となったこの年、2回戦で激突した星稜と済美の実力校同士の一戦は、最後まで目の離せない手に汗握る展開となりました。
星稜は済美の立ち上がりを攻め初回に5点を先制すると、7回終了時点で7対1と星稜のワンサイドゲームとなります。
このまま一方的な試合展開になるかと思われた8回、済美は押し出しと3本の適時打で1点差に詰め寄ると、2アウト1・3塁から9番・政吉がレフトポール際に飛び込む3ランを放ち、この回一挙8点を奪い、9対7と逆転に成功。
このまま済美が逃げ切るかと思われた9回でしたが、星陵も2本のタイムリーで同点に追いつく意地を見せます。
そんな壮絶な試合が結審したのは延長13回。
この回からタイブレークによりランナー1・2塁からスタートする場面で、先攻めの星陵はスクイズなどで2点を奪い、11対9で最後の済美の攻撃を迎えることになりました。
済美の先頭・政吉がセーフティーバントを成功させ、ノーアウト満塁と一打サヨナラのチャンスで打席に入ったのは、1番・矢野。
矢野は1ボール2ストライクからスライダーを強振すると打球はライトポール際へ。
なんとこれが逆転満塁ホームランとなり、長い激闘に終止符を打ったのです。
満員の甲子園球場は歓声に沸き、両校の健闘を称える拍手が巻き起こりました。
まさに劇的な逆転劇を演じたこの試合は、後世へと受け継がれていくことでしょう。
実際の試合映像はこちら↓

まとめ
- 甲子園における逆転劇の最大得点差は8点
- 高校野球は最後までなにが起こるかわからない
負けたら終わりの高校野球は、プロ野球とはまた違ったおもしろさがあります。
3年間の全てを野球に注いできた球児たちの熱い気持ちと、仲間を信じて戦う姿に心を打たれている方も多いのではないでしょうか。
今年も熱戦が繰り広げられている夏の甲子園大会。
そこにはどんなドラマが待っているのでしょうか。
球児たちの熱き戦いから目が離せませんね。
それではまた次回お会いしましょう☆




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